2020年2月14日(金)13:30~16:30 ザ・セレクトン福島3F安達太良Ⅱにて、COC+事業の最終年度のまとめとして、
COC+公開シンポジウム「地域協働による人材育成の成果とこれから~COC+事業をさらに『プラス』にするために~」を
開催しました。
地域の企業、自治体、大学関係者等81名の皆さんにご参加いただきました。
第一部の基調報告では、「COC+事業 5年間の取り組み ~この経験をこれからどう活かしていくか~」と題し、COC+の
事業責任者である伊藤 宏福島大学理事・副学長から、COCからCOC+への流れを含めた主な取り組みの概要とともに、
新たなネットワークができたこと、大学と地元企業の距離が縮まったことなど5年間のCOC+事業の意義や今後の地域
協働による事業への期待などについて報告がありました。
参加者からは、
「COC事業からの流れを理解できたことで、継続事業の重要性をさらに感じることができました。」
「県内就職率を増やすべく、魅力をアピールしていかなければと再認識しました。」
など、たくさんの感想をいただきました。
第二部のパネルディスカッションでは、福島工業高等専門学校 副校長の芥川 一則氏をコーディネーターとして迎え、
「COC+事業をさらに『プラス』にするために」をテーマに自治体、大学、キャリアサポーター、COC+連携校の学生が登壇し、
それぞれの立場から発言をいただきました。
【パネルディスカッション登壇者】
〈コーディネーター〉
COC+連携校 芥川 一則 氏(福島工業高等専門学校 副校長)
〈パネリスト〉
自治体 熊耳 和徳 氏(福島県商工労働部雇用労政課長)
大学 森 みい 氏(郡山女子大学 就職部長)
キャリアサポーター 松田 侑也 氏(福島県保険医協会)
学生 見學 慶佑(福島大学 人間発達文化学類 4年)
木滑 尚紀(東日本国際大学 経済経営学部 4年)
齋藤 遥菜(桜の聖母短期大学 キャリア教養学科 2年)
大塚 知里(福島工業高等専門学校 コミュニケーション情報学科 5年)
〈登壇者からの意見〉
・「企業が福島でやっている理由・企業それぞれの魅力を伝えていく」
・「東京だけでしか出来ないわけではなく福島・地元でもできることがあることを伝えていく」
・「福島県内の企業が連携し、実践的な活動を企業と学生が連携する」
・「地元のためにこういう関わり方があるなどの例を示してほしい」
などといった意見が出され、キャリアサポーター制度の継続や、夢や希望が持てる地域の創出、初等中等教育からの働きかけの
必要性など、今後に向けた地域への人材定着事業のあり方について貴重なご意見をいただきました。学生からは、県内企業の
魅力の伝え方や低学年の学生への意識づけなどについて率直な意見が出され、参加した企業や自治体、大学関係者にとって、
若者の考え方を知るとともに、地元定着への課題等について共有できる有意義な機会となりました。
本COC+事業は、県内高等教育機関4校と県、産業界14機関を合わせた19機関による連携事業です。
次年度からも、これまでCOC+のメイン事業として実施してきたキャリアサポーター制度やインターンシップ事業を引き続き継続
していく予定です。ご来場の皆様を含め地域の皆様のご支援とご協力を今後ともお願いする次第です。
COC+公開シンポジウムへご参加、ご来場いただきました皆さま、誠にありがとうございました!